小回り君はただ今「フカセでチヌ! チヌ(クロダイ)のウキフカセ釣り」で活動中です。ゲレンデに雪が有る時以外は、チヌ釣りをして養殖業に勤しんでいます。
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2001年12月の滑走日記
2001年12月14日~12月16日
長野県 白馬村
お題・・・ボーゲン
またまた戻ってきましたAcoustic。シーズン初滑りで期待と不安で胃が痛くなりそうです。'02シーズンの初滑走です。思えば7ヶ月、雪が無ければこんなに寂しい趣味は無いでしょう。
12月14日(金)
白馬コルティーナ
天気:雪
参加者:中村様、NJ君、偽小回り君、ロボ、管理人
- 当然、スキー板を積んだ車なんか走っていません。ゆっくりとしたペースで朝4時半にAcousticに到着です。少し腹ごしらえをして睡眠・・・・あぁなんて贅沢なんでしょう。
- 朝はいつもの目覚ましコールで目を覚ます。車酔いも取れていい感じです。やはりこんな体調で滑りたいものです。
- 朝ご飯のときにオーナーに「ボーゲンボーゲン」とずっと暗示のように刷り込まれました。もちろん、初日なのでそうするつもりです。
- ゲレンデに11時ごろ到着する・・・はずが、やっぱり迷ってしまいました。新しいスタッドレスは世界最強にもかかわらずまったくグリップしてくれなくて、ABS君ががんばって仕事していました。どうなっているんだ石橋君?
- 「3本は完全フリーで行きましょう」としましたが、やはりザウスで夏も滑っている中村様とロボは結構楽そうです。フリーでありながらボーゲンしかする気はありませんでした。
- この夏~秋まで必死に通勤途中で覚えた重心移動・・・原付も結局、重心を入れ替えるとすばやく切り返せる。圧をためて開放するともっとすばやい切り返しになる・・・を試してみるけど、ぜんぜん方向があっていないんですね。やっぱり原付とスキーは違うのか?
- そんなこんなで、フリータイムはあっという間に終了しました。お茶⇒修行開始です。
- 一つ目は、エッジの感覚を取り戻す方法・・・平行にしたスキーを角付けし、返ってくる反発力を感じることからはじめました。これは皆様クリアーです。
- 2つ目は、瓢箪・・・インライン的にはスウィズルです・・・なんだかぎこちなくなってきました。
- 3つ目は、プルークボーゲンです。すでに壊れた方、2名ほど・・・かと思いきや、後々ビデオを見るとこの二人が正解だったと言う悔しい事実が発覚しました。自分の名誉のため、一応出来てるときは出来ていました。後日動画はアップします。2002年1月19日(土)UP⇒20011214.rm
- この辺までくると、中村様は我慢が出来なくなってきたようなので、合同練習からはずれ、一人ショートターンで爆走しておられました。昼ご飯までは各々フリーで基礎練習です。私はギルランデ、直滑降からの急停止、クローチングなどエッジの感覚や、スピード感覚を取り戻す練習をしていました。
- やはりだめですね。シーズン初日ゆえにサイドカーブターンすらままならない状態でした。もちろん普通のパラレル、ショートターンなんか論外でした。あとでビデオを見て、クロスオーバー時に棒立ち&後ろに伸びると言う黄金コースを歩んでいました。皆、誰も注意してくれなかった・・・悲しい。
- まだかなり腰が高くて「流行は超車高短でクロスオーバー時の荷重を抜かない」にはかなり程遠いものです。
- 遅めの昼ご飯を取り、ビデオ撮影と行きました。後で見ると角を立てるボーゲン⇒外に乗り込むボーゲン⇒パラレルもどき⇒主旨が分からないボーゲンの順番のようです。パラレルもどき以外は皆同じにしたはずなのに・・・オーナー曰く当たりは2番目の外に乗り込むボーゲンだそうです。
- 初日はあっさりと4時ぐらいに引き上げました。ゲレンデは滋賀県連と私達、数組のボード&スキーヤーだけだったので結構滑れました。
Acousticに帰り、風呂に行くとなんと野沢さん&とも子さんのご登場!!仕事の都合で来れないと聞いていただけに、なんだか役者がそろっていくのが非常にうれしかったです、はい。
夕食後は明日のライブの練習(?)など、各々講習本番に向けてテンションを上げていきました。ただ残念なことにNJ君は横浜出張のためここで白馬を後にしました。いってらっしゃ~い。
12月15日(土)
白馬コルティーナ
天候:吹雪
参加者:中村様、偽小回り君、ロボ、管理人を含む14人+オーナー
- 朝から猛吹雪、そういえばオーナーが朝5時に雪かきしている音で目がさめた。頭が下がります_(._.)_。このときはただ風が強いだけだと思っていました。
- 車を出すのに雪かき15分・・・やっと出てきました。もちろん道中もドキドキ・・・ワイパーが凍ってぜんぜん前が見えない・・・かろうじて上るには上りました。
- 講習開始です。ボーゲンで止まる事から始まりました。ま、これはオフシーズンから良くやっている動きだからとか思っているとトップが重なって爆発寸前・・・おぉっ、危ない。
- ボーゲンも昨日の反省から、外に乗り込むことのみを考えました。でも、なんだか立ち上がる方向がしっくりきません。←それがちゃんとできて真中に乗りつづけられるのがデモンストレータだから出来ないのは当たり前(自己突っ込み)。
- ボーゲンはクリアーできたのですが、「スピード出していくよ!」とかになっていくと、ぜんぜんついていけなくて、オーナー班の中で一番遅いんでやんの。切れない、ずれない、乗れないの三重苦に苦しみました。
- 結局後で分かったことなのですが、出すスピードが足りなかったのです。もっと直滑降で慣らしておけばよかった。
- 昼飯はバイキング。\1,500で食べ放題。昨年のM田氏のようにならないようにしようと思ったが、満腹を通り過ぎて食べてしまいました。食べ放題に弱いのよ、貧乏人は。
- そんなまったりとした時間をよそに、ゲレンデはかなりの吹雪の模様でした。
- 重い腹を持ち上げ午後の滑走に。皆が上に行くので私もついていきました。
- 細い迂回路を抜けるとそこは「パ・パ・パウダーゾーン」でした。滑走2日目でパウダーにチャレンジはあまりに酷でした。やはり思うようにスキーは動かないし、ド後傾。でも、明らかに昨シーズンと違うのは体が下に落ちていく、要はスキーを下に落としつづけることの真似が出来るようになったと自分では思います。多少スキーが暴れても体が落ちていれさえすれば何とかなることに気づきました。
- 結局、講習はどこへ?行ってしまったのかパウダー喰いに変わってしまいました。それも全員・・・やっぱりパウダーが最高!!
- 皆でパウダーをたっぷり試食後、「ヘタれ組」・・・だれがその構成員かは言えません・・・は早々とゲレンデを後にしていきました。私達は諦めの悪いTCRゆえに4時まで滑るつもりでしたが、「駐車場が大変!乗用車は危ないよ!」
- その言葉を聞いた瞬間、昨シーズンの悪夢がよみがえりました。これはいかんということでTCRも撤収開始!ところが時すでに遅く、駐車場が積雪40cmに達そうとしているではないですか!
- ドアを開けるのにも除雪、タイヤの回り、通路までの雪かきをして、さぁがんばってくれよMZ-03・・・あえなく撃沈。バックして出るには出たが、前進しないぐらい雪が深いのです。ちょっと先ではIntegraType-Rが同じ状態になっています。4WDのワゴン車は完全にラッセル車となりボンネットの上まで雪がくる始末でした。そんな状態ですからあっさりとチェーンをつける事にしました。
- ジャッキアップしてチェーンを張り、いざ出発!さすが恐ろしいグリップです。あれほど空転していたのにもかかわらず一発でスタックから脱出しました。周りの下馬評では「チェーンはいらないよ。MZ-03だろ?」とか言われていたのですが、持ってこなければ出れませんでした。駐車場から出てもチェーンが無くてはまったく走れないぐらいやばい状態でした。あぁ、4WDが欲しい。
- 極限状態から、何とかAcousticに戻ってきました。朝には無かった雪の壁が通路の両脇に出来始めていました。
その夜はシーズンイン記念パーティ?でフルキャストのライブでした。その後の宴会もサイコーに楽しかった。皆様、ありがとうございました。やっぱりAcoustic最高!!!
12月16日(日)
白馬コルティーナ
天候:晴れ時々雪
参加者:中村様、偽小回り君、NJ君、ロボ、管理人を含む13人+オーナー
- あれほどひどかった吹雪も止み、穏やかな天候となりました。でもまだ怖いのでチェーンは巻いたままにしておきました。
- 道中はほとんど雪も解け、昨日のデッドゾーンも難なくクリアーしました。でもチェーンははずさないのよっ。
- 講習2日目はうって変わって超高速講習会となりました。機能のパウダーゾーンが適度に圧雪されているので、そこでミドル~ロングの練習です。
- どうもターン前半でスキーが下に向くのが気に食わないのです。オーナーは「いいよ」としか言ってくれないし・・・ただ「前圧が強い!」と無線で指摘を受けました。どの状態のときが強いのか一発で分かりました。これは上達には欠かせない道具だわ。
- F井さんが「切返しにかける時間を短くすれば切返しだけはオーナーになれるよ」って言ってくれました。非常にうれしいのですけど、短くするには立ち上がるベクトルの量を少なくしてなおかつ正確な方向で無ければならないと思うのです。昨シーズンではまったく出来なかったことが今回出来るようになったのですが、まだシチュエーションへの対応力とか、本当のベストタイミングとか経験していないので、その辺は今後もずっと探っていこうと思います。
- その後、シチュエーションへの対応力の無さが露呈してしまいました。日光のあたるところが結構硬くしまってきたのでエッジが引っかかったり板が暴れたりして、滑れなくなってしまいました。Rikoさんも「この雪嫌い」ですって。
- 昼飯前の「ワックス勝負ダウンヒル」・・・ヨーイ、ドン!⇒オーナーには勝ったけどほかの人に負けました。滑りに重さは関係ない、ということは加速するターンが出来ないとオーナーには追いつかない・・・フッ素ワックスでも塗るか?
- 昼食後は少しだけ講習を受け、あとは雪質と格闘していました。勢いよくやると反発が強いので滑らかに切返すと結構マシです。ごまかしが効かないので、きっちり外足に乗り込むと安定します。また、カービングターンも少しずつ感覚を取り戻してきました。それとコブが楽しかったです。
- あっという間に滑走終了となりました。駐車場の雪も完全に溶けていました。(一部埋もれたままの車もありましたが・・・)
相変わらずショートターンがおかしいのですが、どうやら板をチューニングに出してそのまま乗ったのが良くなかったようです(中村氏談)。せめて接雪点から先を落としておけば違った結果が出ていたかもしれませんが、どんな板でも乗れないと一人前とは言えないのでまだ未熟と言うことです。ま、焦りません。ここまで滑れるようになっただけでも大収穫です。
やはり上手い人たちと滑ると自分ももっとがんばらなきゃと思います。黄色い軍団の皆様、伊藤軍団、名古屋のYさん軍団、野沢さんファミリー、そしてオーナー、今回もありがとうございました。
そうそう、思い出した。キャリアの氷はちゃんと溶かしてから高速に乗りましょう。えらい怖い思いをしました。それは・・・ご想像にお任せします。なんせ経験したことも無いので・・・・
次回の課題は・・・外足荷重を確実なものとし、ターン中のセンターポジションの確認とクロスオーバー時の力の方向を見極める←さっきから言ってるだろう、これが出来たらデモンストレーターだって。